市販のハルからLNG運搬船を作る(その2)

<タンクを作る>
100円ショップなどでそれらしいものをいろいろ探したのですが、
なかなかピッタリするものがないので型を作り、自作の真空成型器
(簡易バキュームホーマー)で自作することにしました。

まず、型ですが、ある程度強度がないとバキュームホーム時に変形
してしまうので、ポリエステル樹脂(ホームセンターでも入手可能
できます)で作ることにしました。

最初にMDF板に円を2枚書いて切り出します。
一枚は半円に2等分します。
先ほどの一枚の円を土台にして半円2枚を直角に交差させ
接着すると、基礎ができます。

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これにポリエステルパテを盛り付け乾燥させます。
そのあと土台の円の裏側に太めの棒を差し込んで接着し
電動ドリルのチャックに加えて回転させてサンドペーパーで
削りだします。(完成したのが下記の型です。)

イメージ 2



これを型にしてバキュームホーマーを使用してプラバンから4個作りました。
結構気泡があったので、ポリパテで気泡を消します。

イメージ 3

できあがったハルに乗せてみました。結構いいかも・・・。


それとタンクとタンクを結ぶ橋ですが、面倒なのでこちらは1個だけプラ棒(1mmx1mm)
を組み合わせて橋桁の部分を一個だけ型としてを作り、これからシリコンのメス型を作成
し、レジンで複製することにしました。型となる橋桁の足の部分は長めして製作し、現物
あわせで長さを合わせることにしました。

イメージ 4



このように1個だけ型を作れば、手間の掛かる橋桁もかなり楽になります。
後はレジンを型に流せば間単に複製出来ます。
樹脂成型にすると一体ものになるので、プラ棒よりも強度が出ます。
失敗するかも知れないので、予備を含めて合計8個位作っておきました。



イメージ 5



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