阿曽様からのお便りです。
<この艦の説明>
"PQ船団(英国〜ムルマンスク)を護衛するために英国は多数の非正規艦を改造して護衛艦として投入しましたが、そのなかでももっとも奇策といえるものがこのコルベット艦を改造して対潜作戦のための爆雷投射器を撤去してカタパルトを取り付け、水上機を搭載したBLUEBERRYHILLでありました。
このほかにも対空用としてハリケーン戦闘機をカタパルトで打ち出し、パイロットはパラシュートで帰艦するという大変な代物もあったようです。北海の荒波にもまれてそのまま海の藻屑になった操縦士もいたようです。
本艦BLUEBERRYですが、大型カタパルトを搭載したために後部に偏重心となり、操艦もあやうくかなり不評だったようです。しかし好天時には飛行機の特性を生かして前方偵察に威力を発揮、潜水艦群の攻撃をかわしたとの事です。
しかし荒天時は艦が小さいためにせっかくの搭載機が損傷してしまって唯一の利点が失われることとなって、護送空母が出現してからはふたたび爆雷投射装置を積んだそうです。"
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