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モデルスリップウェイ社の「エンボイ級タグボート」の製作(その3)


岡山県玉野市 遠藤様)

オリジナルキットにあるウッドデッキ部分はちょうどぴったりのマホガニー薄板(1mm厚x3mm幅)を日曜大工店で見つけましたので、それを図面にある長さに切って1.1mm厚のシナベニヤに張詰めました。このとき、長さはキット内の図面を見て決めます。

型の上で貼り付けていきます。右図は接着剤乾燥後に形を整えた状態。


甲板の上の部分ができたので、次にその甲板の裏面に補強材を取り付けます。図面なしで製作していますので、現物にあわせ船首船尾方向の弓なりの曲線に切った長い桁と左舷右舷方向の曲線に合わせて切った桁を
3mmのシナベニヤを使って作ります。このとき、取り外せる部分を考慮してこの補強材の位置を決めていきます。


船体へ固定される部分は船体側の曲線に合うように手直しをしますが、取り外し可能部分と船体側に接着される部分とが、ぴたっと合うように修正も必要です。
FEP船体はわりとしっかりしており、輸入品のなかでは上出来のほうだと模型作り仲間から聞きました。船体中央部分の船首へ向かう上端は外側に反り返っていましたので、これに作成した甲板が隙間なく装着できるように修正するのは相当な手間がかかりました。FRPによる補修、2液性エポキシ樹脂接着剤による補修作業は大変根気が要る作業です。

船尾管の穴をあけましたが、まだ固定していないので水平位置、左舷右舷方向の位置を確認してから接着剤で固定します。位置の確認は簡単な治具を作って行いました。(写真参照)

船尾管および軸はキットに入っているものではなく、模型店推奨のベアリング付、グリス注入口付のものを使用しました。

(以下次回に続く)


スケール感アップのデッキの甲板板張りは是非皆さんもチャレンジしてみてください。

大変貴重な資料を有難うございました。



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